【ニューカレドニア旅行記・4日目】ニューカレドニア・ラグーン水族館⑤ 蛍光サンゴ

(前回はコチラ!)
【ニューカレドニア旅行記・4日目】ニューカレドニア・ラグーン水族館④ ラグーン水族館のラグーン水槽


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■ニューカレドニア旅行記・4日目■
3月1日
天気:晴れときどき曇り
場所:ヌーメア/ニューカレドニア・ラグーン水族館



ニューカレドニア・ラグーン水族館レポ、第5回。
マングローブ水槽とラグーン水槽でかなり時間を使ってしまったので、
このあたりからだいぶ駆け足になっていきます。。。
(入館時点で、閉館まで残り2時間。
 やはりちょっと無理があったか、、、)



時間の都合でいくつかの水槽をスルーしつつ、
順路を先に進むと、急に照明が暗くなり、黒い遮光カーテンが。

このカーテンの向こうが、ここニューカレドニア・ラグーン水族館の
目玉展示の1つ、「光るサンゴ」水槽。
(いちおう、「世界でここだけ」らしいです。
 日本でもどっかで展示されてそうだけど、どうなんだろ。)



正直、日本の水族館を廻るときにサンゴの展示にそれほど注目したことがなく(汗)
どんなもんなんだろうと、半信半疑みたいな気持ちでカーテンを開けてみました。


DSC_6571.jpg
(ISO感度:800で撮影)


うぅ、暗い。。。
直前まで、天然光をふんだんに使った明るい水槽が続いていたので
正直、目が馴れるまでは完全に暗闇にしか見えませんでした。
(実際、あとから来た日本人観光客は「なんだここ、暗いねー。」
 と言って、目が馴れる前に去っていった)



それでもしばらく暗闇に目を馴らしていると、
徐々に、サンゴの放つ繊細な光が認識できてきます。


DSC_6570.jpg
(ISO感度:1600で撮影)


おぉ、神秘的。

基本的に魚やサンゴ以外の生物はいないようなので、
動き自体はまったく無い展示なのですが、
思わず魅入ってしまいました。



あとで調べてみたところ、ここで展示されている「光るサンゴ」というのは、
比較的深海(解説パネルによると水深35m程度)に棲息する、
蛍光色素を持つサンゴの仲間のこと、らしい。


※参考:色鮮やかに光るサンゴを発見、深い海なのになぜ?
(ナショナルジオグラフィック日本版サイトより。
 http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/070200167/


35mの深さというと、だいたい水面直下と比べて数%~せいぜい10%以下の光量になっているはず。
(正確には、光の波長によって吸収率が異なるので、赤い光はほぼ存在せず
 青い光がかすかにとどく環境、のはず。
 より数学的には「ランベルト・ベールの法則」という計算式で算出できるのだけど、
 詳細は省略します)



うーん、このエリアが真っ暗なのが分かるわ。
自然環境を(肉眼での観覧に耐えうる範囲で)忠実に再現した展示なのだなぁ、と感服しました。



メイン水槽はずっと暗いままなのですが、
その横にすこし小ぶりの水槽が。
こちらは、数分おきに「昼」と「夜」を繰り返します。


DSC_6590.jpg
(「昼」=普通の蛍光灯照射)

DSC_6591.jpg
(「夜」=UVランプ照射)


こちらも面白くて、ついついしばらく見比べてしまった。



DSC_6562_20171113000203616.jpg

発光生物と、「光るサンゴ」について書かれた解説パネル。
(※英文/仏文ですが、クリックすると大きな写真で全文が読めます)
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【ニューカレドニア旅行記・4日目】ニューカレドニア・ラグーン水族館④ ラグーン水族館のラグーン水槽

(前回はコチラ!)
【ニューカレドニア旅行記・4日目】ニューカレドニア・ラグーン水族館③ マングローブに潜む爪


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■ニューカレドニア旅行記・4日目■
3月1日
天気:晴れときどき曇り
場所:ヌーメア/ニューカレドニア・ラグーン水族館



ニューカレドニア・ラグーン水族館レポ、第4回。
汽水/淡水、マングローブときて、いよいよサンゴ礁の海のなかへ。



まずは、通路中央にドーン!と大胆に置かれた、
変形型の中型水槽。

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アマモが実に勢いよく茂っている。
日本の水族館でアマモ場水槽の常連というと、
アミメハギ、ヨウジウオ、クサフグ、ハゼ類にギンポ類あたりだったりするけれど、
アケボノチョウチョウウオやハタタテダイなんかが泳いでるあたりが、
さすが、土地柄、というところ。


DSC_6440.jpg

こんなのもいました。
カマスベラ?
好きな魚なんだけど、細っこいしすばしっこいしで、撮影するのは苦手です(笑)




さらに進路を進むと、なんだかとても素晴らしい空間が!!!


DSC_6476.jpg

一瞬、タッチプールに見えたけれどそうではなくて、
サンゴ礁の潮だまりを再現した水槽、というかプール、というか。


DSC_6500.jpg

槽内はおおまかに区切ってあって、
(ここには写っていないけれど)イソギンチャク+クマノミが飼育されているエリアがあったり、
写真のように、生きたサンゴでレイアウトされたスペースがあったり。


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中を泳ぐのは、スズメダイの仲間やチョウチョウウオの若魚
(写真はスミツキトノサマダイ)などなど。


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そしてこちらは、ゴンズイの幼魚(ゴンズイ玉)。
ニューカレドニアにもゴンズイいるんだ……。



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さらに、こんなものまで!
トラフザメの幼魚!

日本の水族館でも、そんなには見かけないですよね。
館内で繁殖したものらしく、このあと、大水槽で親ザメも展示されていました。




雰囲気も内容も、実にすばらしいラグーン展示。
サンゴの隙間からいろんな種類の魚が顔を出すので、このコーナーだけで3、40分は滞在してた。
閉館時間が迫ってなかったら何時間も魅入っていたかもしれない。

まぁ、目の前の海には本物のサンゴ礁が広がっているんだけれど、
それでも、水族館は水族館で、見る価値アリです。

そして、こんな素晴らしい展示の秘密が、天井に。



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サンゴを健康に育てるには、光合成を促すために強い光が必要なんだけれど、
このラグーン・プールの上には天窓が。
そしてさらに、大きなメタハラ・ランプが1灯。

どうやら、専用のレールを行ったりきたりして、水槽内にまんべんなく光が当たるよう
工夫されているようです。

魚はもちろんなんだけど、水族館のこういうギミックを見つけると、たまらなく興奮します。

【2017.11.11】チンアナゴの日

「11月11日はチンアナゴの日」なんてことを、最初に言い始めたのは、
すみだ水族館か、はたまた八景島シーパラダイスか。

最近ではすっかり、水族館の人気者の定番になりましたね。


自分もまぁまぁ、あちこち水族館を歩き回っているので、
なんだかんだ、チンアナゴの写真もけっこう撮り溜めてました。



【チンアナゴ・ギャラリー】
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2014年3月_鴨川シーワールド


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2013年3月_すみだ水族館
珍しい??全身すがた。


【ニシキアナゴ・ギャラリー】
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2013年3月_すみだ水族館
個人的にはニシキアナゴのほうが好みです。

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2017年7月_足立区生物園



【近縁3種・顔合わせ】
※2017年9月_すみだ水族館

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チンアナゴ(学名:Heteroconger hassi

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ニシキアナゴ(学名:Gorgasia preclara

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ホワイトスポッテッドガーデンイール(学名:Gorgasia maculata

2017.11.04_アクアマリンふくしま ③閉館間際は特別な空間。

アクアマリンふくしまでいちばん好きなのが、温室のような作りになっている
「ふくしまの川と沿岸」と、「熱帯アジアの水辺」の両コーナー。

基本的に、陸地部分の植栽に手をかけた水槽展示が大好きなのです。
水域と陸域の融合、というか。
水中の生態系も、陸上の生態系も、それぞれ独立したものではなくて
「水辺」として、連続しているものだと思うので。


で、ぼくはいつもこの2つのコーナーを見るときは、
太陽光がさんさんと射し込む日中がいちばん良いと思っていました。
だって、天然光を上手に使った展示コーナーだから。



ところが今回、公開講座が終わったあとに閉館間際まで粘って館内を回っていて、
「ふくしまの川と沿岸」のコーナーに一歩足を踏み入れた瞬間、鳥肌が立った。

以降、余計な言葉は要らないと思うので写真だけ淡々とあげておきます。



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「ふくしまの川と沿岸」コーナーに一歩入って見た光景。




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人の気配が消えたからか、イワナたちが悠々と泳いでいる。



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ほぼ、貸し切り状態。
最高の贅沢。



続いて「東南アジアの水辺」のコーナー。

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植えられている植物のためなのか、ミストが噴霧されてて、
幻想的すぎて、昼間と同じ場所だとは思えない。



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マングローブの海を見上げながら。
ここで寝たい。



日が暮れてから閉館までの短い時間しか味わえない贅沢です。
特に、12月からは閉館時間が早まるので、お気をつけて。
たぶん11月がベストシーズンです(笑)


あと、暗いし人工照明の不自然な光が入るので、
生物の写真もきちんと撮りたい人は、昼間に撮影を済ませてから夕方を待ったほうが良いです。

2017.11.04_アクアマリンふくしま ②自然史学会連合 公開講座

アクアマリンふくしまを会場に開催されていた、
「自然史学会連合 公開講座」に参加。
(いや、単に某水族館員K氏に誘われただけなんですが)


自然史学会連合、というのは、動物や植物、あるいは地質や鉱物など
「自然史(Natural History)」に関する国内の学会・協会からなる連合体。

(僕も詳しいわけではないので、公式HPをご覧ください)
HP:http://ujsnh.org/


学会、というと、大学・大学院とも怠惰極まりない学生だった自分にとっては
ジンマシンが出るくらい、苦い思い出しかない。
というかそもそも、学会発表らしきこともほとんどせずに卒業してしまったんですけどね。


それでも、こういう市民向けの公開講座やシンポジウムは雰囲気もオープンだし、
内容も分かりやすいので、いまの自分でも楽しく勉強しにいくことができます。


ちなみにこの自然史学会連合に参加する40学協会のうち、水族館に近い分野の学会としては、
日本魚類学会、プランクトン学会、ベントス学会、貝類学会、生態学会……などなど。

あぁー、いいなぁ。魚類学会に生態学会。
自分は学生時代、「プランクトン学会」と「水産学会」には少ーーーしだけ関わりがあったものの、
それ以外の学会には、馴染みなし。

本当は魚類学会とか生態学会に参加してみたかったし、
自分の研究テーマ自体もそっち寄りだったんだけどなぁ。
そこまでのマジメさがね、うん。うん。



PB041464.jpg

公開講座の会場はこんな感じ。
水族館に入館した人なら、誰でも参加できる。

公開講座の詳しい内容は、さすがにちょっと省略します。
(自分がテキトーに要約するわけにいかないし、ね…。)


ただ、シーラカンスの研究に関する発表とか、
テヅルモヅルの分類に関する発表とか、
研究者として生き物に触れている先生たちの話って、
普通じゃ知れないようなネタもあって、いちいち面白い。


PB041509.jpg

(※テヅルモヅルの講演をされていた岡西先生より掲載OKが出たので、
 1枚だけ。すごく心に響く話でした。)



あと、アクアマリンふくしまで開催されるイベントでは、
たいてい安部館長が冒頭の挨拶をされるのだけど、
安部館長の話がこれまた面白くて、それだけでも十分、聞く価値ありです。



そして公開講座と並行して、1階のエントランスでは、
各学会がそれぞれの専門分野にちなんだ体験教室を開催。



我々のお目当てはもちろん、日本魚類学会のブース
「本物の深海魚を手にとって観察してみよう」です!


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氷の上にいろいろな深海魚が並び、種名が書いてあるのは経木。
絵ヅラは完全に、魚屋です。
ただ、並んでる魚がフツーじゃないけどね!



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なにこれ!!初めて見た。
普通のキホウボウもフツーじゃない風貌で大好きだけど、
こいつはさらにおかしい。
古生代に住んでいた甲冑魚みたい。



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シャチブリ!!!
ブッヨブヨ。でも、目の上に角のような堅い棘がある。


こういう魚って、水族館で生きた姿を見ることもあまりないし、
ましてや触ることなんてまずないので、本当に貴重な機会でした。
プロフィール

RA's Aqua Pictures

Author:RA's Aqua Pictures
熱帯魚(特に底モノ)をこよなく愛してます。
写真(デジイチ)は目下、修行中。

魚についての話、写真の感想など、色々コメントいただけると大変嬉しいです。

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