20120407_なかがわ水遊園②アマゾン大水槽・謎カラシンたち

日淡コーナーを過ぎると、いよいよメイン?のアマゾン大水槽。

この大水槽、基本的には1つの大きな水槽を、ネットでざっくり2つに仕切り、
大型魚と小型魚を分けているような構造になっている。
順路通り進むと、まずはトンネル状の通路から、大型魚が泳ぐのを見上げるように眺めることになる。


入ってまず目に飛び込んでくるのは、
1.5m~2m近くあるようなピラルクー、レッドテールキャット、シルバーアロワナ、淡水エイ等々…。
トンネル水槽ということもあり、頭の上すれすれを間近に泳ぐ迫力に圧倒されるけれど、
ここのアマゾン水槽の面白さはそれだけではない。


ひとしきり興奮が醒めてきて、落ち着いてもう一度じっくり水槽を眺めてみる。
ゆったりと泳ぐシルバーアロワナを追い越すように、黄金色のドラードが泳いでくる。
その後ろを、2,3匹の群れを作ってピラプタンガ(シルバードラード)が泳いでいる。
エイ(ポルカドット・スティングレイ)の向こうには、これまた金色に輝くピライーバが悠然と泳いでいる。

仕切られた向こう側から、ネットの網目をくぐって小型魚が行き来している。
グッピーやキャリスタス(サーペ)などは、小さすぎて餌とも見なされていないようだ。
ところどころ、水底に流木の山があり、セベラムが隠れている。
小さい個体もいるので、恐らく水槽内で勝手に殖えているのだろう。
ピラルクーが近づくと、慌てて流木の陰に身を潜める。
その流木の奥にはプレコが棲みついている。
よくいるセルフィンプレコだけでなく、巨大なガリバープレコなんかもいる。
胸鰭のトゲトゲは、カッコイイを通り越して凶悪ですらある。

またピラルクーがこちらに向かって泳いできた。
ガラス越しの人間の姿が見えているのかいないのか、
全く物怖じすることなく、ガラスにぶつかる寸前まで近づいてくる。
鱗の1枚1枚まではっきりと観察できるくらいだ。
ピラルクーが通り過ぎた後を、迷い込んだピンクテール・カラシンが数匹、ヒョコヒョコと泳ぎ去っていく…。



そんな大水槽、まるでアマゾン川を潜っているような錯覚すら覚え、
本当に飽きることなくずっと眺めてしまった(写真も撮っていなかった)。
とにかく種類数が多く、次々に新しい魚が泳いでくるので、アクアリストにとっては極楽のような水槽。


大型魚の泳ぐトンネル水槽を過ぎ、ピラニア、カンディルなどが泳ぐ小水槽を過ぎると、
さっきみた大水槽を反対側から見ることが出来る。
今度は、ネットで仕切られた反対側、いかつい大型魚たちは入ることの出来ない、
小型魚(といっても一般家庭では十分に大型魚)たちの楽園だ。


小窓のような水槽から中をのぞくと、こんな感じ。
エンゼルフィッシュ、カラープロキロダス、イエロー・ピンクテールカラシン…あたりは見慣れた連中だが、
レポリヌスの仲間なんかはぱっと見ただけでも明らかに数種類が混じっていて、
はっきり言って訳が分からない…。

DSC_0238.jpg
この写真のカラシンも、種名はおろか属名の見当すら、私には分からない。。

DSC_0241.jpg
これは…シルバー・ダラー?
それともぜんぜん別種?
その前にいる魚(斜め下を向いている個体)も、よくわからんなぁ。。


DSC_0237.jpg
これはたぶん、カラックスの仲間(Charax sp.)だとは思うんだけど、
種類まではちょっと…。
その下にいるのはブラックバンド・メティニスかな。
メティニスも数種類が混じっていて、一番多いのは体側にスポットの入る種類。


DSC_0242.jpg
こちらも同じカラックスなんだけど、
後ろのほうにご注目。
この水槽、ピラニア(ナッテリー)も一緒に泳いでいる。
よく、メティニスやミロソマを見て「ピラニアだ!!」って大騒ぎするお客さんがいるけど、
この水槽には実際にピラニアが入っている。
まぁ、見ている限りはほかの魚にちょっかいを出す様子は見られなかった。


この水槽を過ぎると、大水槽の上に桟橋上に通路が作られており、
今度は上から、魚たちを眺めることが出来る。
浅瀬に作られた砂地でエイたちが遊んでいたり、
アロワナが胸鰭を張って泳ぐ姿を眺められたり。
あと、カピバラがいる。


この日は体験イベントの一環で、
子供たちがシュノーケルをつけて、大水槽を泳いでいた。
…大人は参加できないらしい。。羨ましすぎるぞ、子供。


今回はやっていなかったけど、
なかがわ水遊園、定期的にアマゾンの魚の試食会もやっていて、
ピラルクーやコロソマ(タンバッキー)を食べることが出来るらしい。
つくづく、アマゾンの魚たちを満喫できる、アクアリストにとっては極上の水族館である。


次回はぜひ、試食会にありつきたいところ。
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20120407_なかがわ水遊園①日淡

週末を利用して、栃木のなかがわ水遊園へ。

ここは比較的珍しい、淡水魚専門の水族館。
(といいながら、この系統の水族館としては他に、マニアにとっては聖地ともいうべき
「アクア・トト ぎふ」があるのだが).

栃木、岐阜ともにいわゆる「海なし県」であり、
「海なし県」が水族館建設を計画するにあたって「淡水魚専門」にしよう、という意図が伺える。
(ほかにはさいたま水族館とか。まぁ、だったら名古屋にある「世界のメダカ館」とか、
むかし東京の板橋にあった淡水魚水族館とかはどうなんだ、という話だが)。

ぜひ次は、金魚の名産地・大和郡山(奈良県)あたりに、金魚専門の水族館でも新設してもらいたいものだ。
(と思って調べたところ、「金魚資料館」はあるらしい)。

さて、そんななかがわ水遊園。
ここの特徴は大きく分けると
・日本産淡水魚(日淡)をひととおり網羅。
・規模の割にはありえないほど充実したアマゾン大水槽。
・公園内に釣り公園あり、マス釣り(ルアー/えさ)やつかみ取りも楽しめる。
というところ。
特に3番目については、経営母体が(財)栃木県農業振興公社であり、
立地条件も栃木県水産試験場に隣接している、というバックボーンに裏打ちされているのだろう。
…一方で、このように比較的「公立」に近い立場の園館が、
よくぞ思い切ってアマゾン大水槽を目玉に持ってきたものだとも思うのだが…。


さて、前置きが長くなったけど、まずは前半・日淡水槽より何枚か。

DSC_0231.jpg
1枚目・ヤマメ。
個人的には、日本産淡水魚の中でとびきりの美魚はこのヤマメか、見た目のそっくりなアマゴだと思っている。
特に写真の個体はまだ幼魚で、傷ひとつ無い身体が美しい。
(20~30cmほどの成魚が泳ぐ別水槽もあったのだが、そちらはやや傷ついた個体が目立った)

泳ぐのが速いし、いい条件で撮影できる水槽が少ないので、綺麗に撮れると嬉しい魚種のひとつ。


DSC_0234.jpg
2枚目・カワムツ。
逆光なのは、「これってカワムツ(旧・カワムツB型)?それともヌマムツ(旧・カワムツA型)?」
という意地悪なマニアからの指摘を避けるため、ではありません
(胸鰭・腹鰭が黄色いので、恐らく正真正銘のカワムツですな)。

なかがわ水遊園の日淡水槽って、屋外に面していて外光をふんだんに取り入れているので、
観賞する分には明るくて気持ちいいんだけど、写真を撮ろうとすると逆光だったり、
水槽のアクリル面が反射してしまったりで、正直、撮影には難条件。
そんな中で撮った、ということをアピールするような1枚と捉えてください…。

DSC_0235.jpg
3枚目・タイリクバラタナゴ(タイバラ)。
率直に言って、帰宅してファイルを開くまで、こんなに綺麗な個体を撮ったことに気付かなかった。
撮るときも特に思い入れなくシャッターを切っていたし
(♂の尾鰭に別の個体が重なっていることが、撮影のやる気の無さを物語っている)、
水槽を覗いていたときは「あぁ、タイバラね。」で終わっていたはず…。
隣の水槽にアカヒレタビラやミヤコタナゴもいたんだけど、これに至っては
(もともと、タナゴ類にあまり含蓄が無いこともあり)、完全にスルーしている。

この1枚を撮って思うことは、「もしかして、タナゴって写真写りのいい魚なのでは?」ということ。
どう記憶をたどっても、水槽内のタイバラがこんなに綺麗に見えた覚えが無い。
しばらく、他の園館も含めタナゴの写真を集中的に撮って、確かめてみたい。

あ、右下の地味な色の個体は♀で、糞みたいに長く伸びているのは産卵管ですね、為念。
タナゴ類は、♀が産卵管を伸ばして、ドブガイやらカラスガイといった二枚貝の体内に卵を産み付けます。


さて、次はいよいよアマゾン大水槽。
(※水槽を前に、奇声を発せんばかりのハイテンションだったので、数枚しか撮影してません。悪しからず。)

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熱帯魚(特に底モノ)をこよなく愛してます。
写真(デジイチ)は目下、修行中。

魚についての話、写真の感想など、色々コメントいただけると大変嬉しいです。

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