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【魚日記】震災のときのこと。④

(続く)
改めて読み返すと、「震災のときのこと」からどんどん話題が脱線していることに気付く。。
まぁいいや。

【魚日記】震災のときのこと④  2011年6月28日 執筆

前の日記を書いた後に、
「熱帯魚・水草1400種図鑑」を読んでいたら、
テンション上がってきてしまったので、連投。

ちなみに古いので1400種しか載っていませんが、
新しいのはたぶん2000種を超えているような。
そろそろ新しいのが欲しいなぁ。


そんなわけで、
図鑑をパラパラめくりつつ、
自分の中で「いつか飼ってみたい魚」をつらつら列挙してみるです。


1)カラシン
・ペレズ・テトラ
別にそんな珍しい種類じゃないんだが、
サイズ的に、60cm水槽だとちょっと狭くて手を出してない。
いつか、90cm以上の水槽で水草水槽を、なんて贅沢ができるようになったら、
ぜひ主役に据えたいところ。

・セルフィンテトラ&ワイツマニィテトラ
テトラの癖にシクリッドっぽい雰囲気を持った2種。
こいつら飼うからには単独飼育で飼いたいので、なかなか手を出せていない……。

・ホーリー&タライロン
唯一無二の存在感が好き。
90cm水槽で、1匹だけ魚を飼っていいって言われたら、選ぶかもしれない。

・ペーシュ・カショーロ
昔、バイト先の水族館で拒食のペーシュの担当をしていて、
毎日根競べ状態で、最終的には上手くいかず死んでしまった……。
そんな思い出もあり、
かつ単純にカッコイイ魚なので。
ピラニア飼う趣味はあまりないが、ペーシュはいつかぜひ、と思っている。
その時は、飼うからには本気で育て上げて、でっかくしたい。
いつか何かの記事で見た、アマゾンで釣り上げられた巨大なペーシュが忘れられないのだ……。

2)コイ、ドジョウ
……ラスボラ、バルブ、ダニオ、ローチ、ボティアと、
一通り手を出しているので、
次はオイカワが飼いたいです(笑)。
敢えて言うと、ヒルストリーム系のローチ(ホンコンプレコの類)は、
いつかそれ用の水槽を作って飼いたい。

3)メダカ
卵胎生メダカのメジャーどころ(グッピー、プラティ、ソードテールetc)も、
卵生メダカのメジャーどころ(ノトブランキウス、アフィオセミオン)も、
そんなに興味がない。
いや、プラティとモーリーとランプアイに関してはいつかちゃんと殖やしたいのだが……。

4)シクリッド
・オスカー
数ある熱帯魚の中でも、ペット要素の強さならトップクラスかと。
ほかの大型魚との混泳でなく、
1匹だけを大事に飼って、慣らしたい。

・アルタム・エンゼル
小学生の頃だったか、
それまで普通のエンゼルフィッシュしか知らない少年時代の俺が、
初めてアルタムを見たときの衝撃。
普通のエンゼルは、「確かに可愛いけどイモっぽさが抜けない、
親しみの持てるどこにでもいるかわいこちゃん」って感じだけど、
アルタムは、スタイルのよさといい、熱帯魚界でも指折りの「美人」だと思う。
八頭身、股下90cm、ストレートのロングヘア、って感じ。
前述のペレズテトラと併せ、でかい水槽で水草を楽しむときにはぜひ泳がせたい。

・ネオランプロローグス・ブリシャルディ
水族館でアフリカンシクリッド水槽があるとき、
本種がいるとちょっと胸がときめく。
ごっつい魚が多いアフシクの中に混じって、
小さくてか弱い本種が家族で子育てしている姿がいじましいからだと思う。

5)アナバンティッド


※補足
……と、ここまで書いたところで力尽きて、
本当はナマズと古代魚編に続くはずが、続いていない。。。
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【魚日記】震災のときのこと。③

(続き)

【魚日記】震災のときのこと①  2011年6月28日 執筆

すっげぇ前に書いた日記の続き。


4月16日、愛車に水槽を積み込んで東京へGO。
水槽は、60cmワイド、75cm、40cm水槽×2本etc...
後部座席とトランクがほぼ水槽で埋まった……。
捨ててしまっても良かったんだけど、
まだまだ使える水槽だし、大きさも自分の飼育スタイルにちょうどいい水槽だったので、
手放すのは惜しかった。
絶対に、いつかまた再始動しようって思っていたし。


そんなわけで現在(※当時)、祖母宅の使っていない風呂場がまるまる、水槽で埋まっています。

あとは、残った小さい水槽をmixi経由で人に譲ったり、
どうしても余ってしまった流木とかをこっそり捨てたり……。


震災が収まって、部屋の電気が戻って、生き残っていた魚は
・コリドラス×2
・アジアンバンジョー×2
・パキスタンローチ×1
・コウタイ×1

の6匹。
けどすぐにパキスタンローチが死に、アジアンバンジョーも姿が見えなくなり、
コリドラスは一度まさかの産卵をするという奇跡を起こすも2匹とも死に……。
やはりあの低水温は酷だったか……。


今では45cm水槽にコウタイが1匹で泳いでいて、
60cm水槽は水草(ミクロソリウム)だけが入った水槽になっている。


足しげく通っていた熱帯魚屋にも、久しく行っていない。
東京に行っても、でかい熱帯魚屋に行く気がしない。

でも、震災後にけっこう水族館に行った(小樽、マリンピア日本海、新江ノ島)。
そして思った。
やっぱ魚っていいわーって。


最近、ちょっと色々落ち着いてきたので(地震とは関係ないのだが、なんか色々忙しかったのだ)、
ちょいちょい昔のアクア雑誌読んだりして、
次に何を飼おうか妄想したりしている。


水槽の数を大幅に減らしてしまったので、
今までみたいに無節操に色々手を出せない。
いま、コウタイを単独飼育で大切に飼っているみたいに、
お気に入りの魚をほんの数匹だけ、大事に大事に飼ってやろうかな。


とりあえず昨日ふと思いついたのは、
チャカチャカとリーフフィッシュとパントドン(バタフライフィッシュ)を60cm水槽に1匹ずつだけ入れて、
餌用にネオンテトラを泳がせておいて、軽く水草でレイアウトして、
知らない人が見れば単なる綺麗な水槽、
だけど実は、
表層と中層と底層に、3大陸の擬態魚そろい踏み……という。

(続く)

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【魚日記】震災のときのこと。②

【魚日記】震災のときのこと②  2011年5月24日 執筆

(前回より続き)

まぁそんなわけでほとんどの魚が死んでしまって、
空っぽになった水槽が4本残った。


同時に、なんかこう大げさに言うと、自分の中身も空っぽになってしまった。

物心ついたころ(小学校あがってすぐ)からずっと、20年くらい魚を飼っていて、
中学から生物部に入ってからは、学校でも自宅でも魚を飼う生活で、
文化祭なんかで、生き物をただ飼うだけじゃなくて人様に見てもらうという、
飼育係的な、展示することの楽しさに目覚めて。
ばくぜんと、「魚が好き」=水産学部、っていうだけの意識で大学に進学して。
一人暮らしのもとでも水槽は手放せなくって。
たまたま留年したのを機に、まる1年、
小さい頃からの憧れだった水族館の飼育係という仕事を(バイトだけど)経験して。
そこからまた、学生に戻って、今度は魚が研究対象になって。


そうやってずっと一緒だったから、
魚がいない生活ってのはずいぶん不思議だった。
不思議と悲しくはなくて、ただ不思議だった。

もともと、長年魚を飼っている中で、今回みたいな地震→停電 という事態は薄々想定していたし、
そうなったら諦めるしかないだろうなと思っていた。


それと、
社会人になって、魚とも水産ともまったく関係のない世界で働き出してまる2年。
魚を飼うということが、自分にとって仕事でも研究でもなんでもないということが
はっきりしてきていた時期だった。
日々、仕事から帰ってきて無気力に水槽に餌だけ投げ込んで、
月に一回くらい思い出したように水換えをする。
そういう惰性のスパイラルに薄々嫌気がさしていた。
自分がなんで魚を飼っているのか分からないし、魚を飼うことが楽しいのかすら分からなくなっていた。
地震が起こる前から、そんなことを考えて時々悶々とする日々だった。



そんなところに地震がやってきて、熱帯魚に関してはほとんど全てが無になった。
空っぽになった水槽を眺めてもちろんショックで、受け容れがたい気持ちもあったけど、
それ以上に何かから解放されたような、重荷を下ろしたような気分でもあった。
未だに、あの時そういう感情になってしまった自分はアクアリスト失格だと思う。
けれど、当時の自分は、「俺は魚を飼うことが好きなんだ」という
見えない鎖で自分自身を縛っていたんだと思う。



狭い部屋の、水槽を置いていた空間が空になったら、そこに何を置こうか。
今まで、水槽掃除に充てていた休日の時間を、何に使おうか。
「魚を飼っていない自分」はいったい次に何を始めるのか、
そんなことを想像してみた。



そんなわけで、電気も水道も復活した自分の部屋で、
俺は空っぽになった水槽を全部処分してしまおうと決意したのです。


(続く)

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【魚日記】震災のときのこと。①

ずっと前にmixiに友達限定で書いた日記だけど、
ふと、そろそろBLOGで公開してもいいかなと思えたので、転載してみる。


【魚日記】震災のときのこと①  2011年5月12日 執筆

3.11から二ヶ月経ちましたね。
まずは、震災・津波で亡くなられた方に、本当に心よりお悔やみ申し上げます。


人命とは比較にならないことは分かっているけれど、
この2ヶ月の、僕の魚日記を書きます。


3月11日。
地震があって、俺は出張で青森にいて、
自宅に戻ったのが深夜1時すぎ。
停電で真っ暗な中、部屋に入って、ライトなんて持ってなかったから、
携帯の灯りとライターで水槽を照らしてみて
とりあえず、水槽も割れてないし、
泳いでいる魚がちゃんといることを確認。

保温とか、何かしてやりたいと思ったけど、
暗いし床中散らかってるし、何も出来ず退散。


3月12日。
車で寝て、目覚めて、部屋に戻った。
寒い日だったなぁ。車の中で、寒さで目覚めたもん。
はっきりいって、部屋に入るまで、この時点で全滅を覚悟してた。


部屋に入って、まだ薄暗い中、水槽を覗く。
水温は15度くらいだったかな。
みんな、水槽の下のほうでじっとしてた。
テトラ(そういえばレッドファントム、買ったばかりだった。。。)とかは既に、
ひっくり返ってかろうじて動いてた。
時々、狂ったように突進する魚がいた。


正直、心が折れかけた。
何をしていいのか分からなかった。
いっそそのまま放置して逃げちゃおうかと思った。

けど、
もしかしたら、すぐに電気が戻るかもしれないし、
目の前でなんとか生きている魚たちを見たら、
やれるだけのことはしようって思った。

一番大きい鍋に水槽の水を汲んで、
キャンプ用のコンロでお湯を沸かして、水槽に戻した。
できるだけ温度が保たれるように、一番大きい水槽に魚をまとめた。
お湯のおかげで水温が23度くらいまでは上がって、魚たちが少し元気に泳ぎだした。
水槽の周りを断熱マットでぐるぐる巻きにして、祈るように部屋を後にした。


3月13日。
夕方、部屋に戻った。
部屋の空気からして冷たくて、
そっと水槽のガラスを触ったらもっと冷たくて、
水槽の中を見なくてもだいたいどうなってるかは想像がついた。
バケツを持ってきて、枯れた水草を全部入れて、
それから死んだ魚をすくっていった。

それでも、何匹か生きてるのがいて、
そいつらを小さめの水槽にまた移して、またお湯を沸かして入れた。


そのあと、夜になって電気が戻って、
コウタイ1匹と、コリドラス2匹、パキスタンローチ1匹、アジアンバンジョー2匹が生き残った。


(続く)

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プロフィール

RA's Aqua Pictures

Author:RA's Aqua Pictures
熱帯魚(特に底モノ)をこよなく愛してます。
写真(デジイチ)は目下、修行中。

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