20101128_板橋区立熱帯環境植物館④おまけ

この施設、名前はあくまで「植物園」なので、
水族館を満喫したあと、いちおう、メインである植物園も一回りしてきた。



温室に入るや否や、

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こんな、なんとも毒々しい実がぶら下がっていた。
全身から「食べるな危険」というオーラを出している気がする。


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もし、ジャングルで迷子になっても、たぶんこの実は食べちゃいけないと思う。
実際には食べられるのかもしれないけど。


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普通に、ハイビスカス。


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よく分からないけど綺麗な花。
下にウツボカズラ(食虫植物)の捕虫器が見えたので、
「へぇ~、ウツボカズラってこんな綺麗な花を咲かすんだ~
綺麗な花に誘惑されて食べられちゃうなんて、なんか親近感♪」
と思ったけど、
後で調べたら違うみたいだった。



植物についてはまったく知識がないので、文章テキトーでごめんなさい。
種類が分かる方がいらしたら教えて欲しいです。
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20101128_板橋区立熱帯環境植物館③とんとんみー

板橋区立熱帯環境植物館は、
また、トビハゼ(マッドスキッパー、沖縄名トントンミー)が、大変観察しやすい水族館でもあった。


理由としては、それほど広すぎない水槽に、割と個体数が多く飼育されているということ。
故に、5分も水槽の前で粘っていれば、誰かしらナイスポーズで写真を撮らせてくれる。
過密でない程度にたくさんの個体が飼われているので、
トビハゼの魅力であるケンカ(私見ですが)も適度に起こり、観ていて躍動感がある。
そして、これはスタッフの方々には申し訳ないんだけど、割と空いているのでじっくり水槽の前で粘れる。


僕は計15分くらいかな……水槽の前で粘ってました。
トビハゼ、好きなんです。昔、飼育していたこともあるし。



そんなトビハゼの大きな魅力の1つ!

それは……この、トボけた顔ではないだろうか。
(写真が暗くて申し訳ないです。。)

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ピョコンと飛び出た眼、まるで手のような胸ビレ、何ともいえないおちょぼ口。
手から餌を食べるほどにまで人に慣れるその性格も含め、個人的にはBest of Pet Fishの称号を捧げたい。
(できれば純淡水で簡単に飼えれば、もっといい魚なんだけどなぁ)。


昔、自分で飼育していた時は1匹で単独飼育していたけれど(そのほうが人に慣れるし、ケンカしないので無難)、
広い水槽で何匹かを飼えば、こんな光景も目の当たりにできる。

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なんともトボけた顔のせいで、写真にするとまるで井戸端会議してるような光景だけど、
実は、トビハゼは非常に縄張り意識の強い魚。
等間隔に並んだ彼らの間にはピリピリした緊張の糸が張り詰めている。



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真ん中の個体が、普段は折りたたんでいる背びれをピンッと張っている。
威嚇のポーズ。
次の刹那、相手の個体に飛びかかり、追い払う。
小さな体ではあるけれど、その瞬間は観ているこちらも思わず、「ハッ!」と息を呑んでしまうほど。
(本当はその瞬間を撮りたかったんだけど、あまりに速すぎてなんとも。。。)


そしてこの背ビレを開く瞬間が、トビハゼ好きな自分にとってはとても貴重な瞬間。
なぜなら、トビハゼの種類や性別を見分けるために、背ビレの模様や形がとても重要なキーだから。


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だから、こんな1枚を撮るために、じっと粘っているのです。

水槽のラベルでは「ミナミトビハゼ」となっていたけれど、
この写真を見る限りでは、第1背ビレが赤く染まっていて条が白いこと、
胸ビレが赤く染まっていることから、
この個体は「インディアン・マッドスキッパー(学名不詳)のメス」に見えるなぁ。
ぱっとみ地味な魚だけど、何気に綺麗だよなぁ。
この美しさは、辛抱強く背ビレを広げるのを待っていた者だけの特権。


(※トビハゼの種類の簡単な見分け方は、下記HPを参考にしています。)

http://pro.tok2.com/~mudskipper/
http://ki.itigo.jp/marli/mudskipperland/


と、もし水族館でトビハゼをみた時には「へー、カエルみたいで変な魚~」というだけでなく、
ぜひ足を止めて、じっくりその行動や美しさを確認していただきたいな、と、
トビハゼ好きな自分としては願うのであります。


そして追記すると、ここのトビハゼ水槽には小型のシオマネキなんかもいて、面白かった。
……トビハゼの撮影に夢中で、うっかり見過ごしてしまったけど。



(※今回の記事、全体に暗い色調の写真ばかり。。明るいレンズ忘れた自分が悪いのだす。。。)

20101128_板橋区立熱帯環境植物館②Trigonostigma祭り

さて。
マニアックな記事を書こう。


前の記事でもUpしたこの写真。

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実は3種類の魚が写っていることに気付くだろうか。
名前も含めて分かったという人は相応の熱帯魚マニアだと想像する。



まず1種類目。

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“ラスボラ”・ヘテロモルファ(学名:Trigonostigma heteromorpha)。
昔は黒い部分の形が三味線のバチに似てるという理由から、「バチウオ」なんて呼ばれてたなぁ。
黒い部分の面積が大きくて、その周りが青っぽくなるのが特徴。
あと体高がやや高い。




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続いて↑↑↑が、
“ラスボラ”・エスペイ(学名:Trigonostigma espei)。

ヘテロモルファより細身で、黒い部分も小さい。
そして何より、オレンジ色が濃い。
「ラスボラ」というと、昔はヘテロモルファばかりだったけど、
最近はエスペイのほうが派手で見栄えがするので、人気があるみたいだなぁ。




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最後に、↑↑↑が、
“ラスボラ”・ヘンゲリィ(学名:Trigonostigma hengeli)。
体形と模様はエスペイそっくりだけど、オレンジ部分がライン状にしかならない。
水槽に1匹だけいたのを発見。
たぶん、入荷時にエスペイに混じってたんだろうな(……水族館で混じり抜きするなって?)。





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こうして並んでみると、違いも分かりやすいかと。
でも、実際泳いでるとなかなか探すのが大変だったり。
ここのエスペイは状態が良くてオレンジ色が真っ赤だから一目瞭然だけど、
ショップで入荷したてだったりして調子が悪いと、オレンジ色も薄れてるからなぁ。


こういう風に本当に微妙に模様の違う種類が、どういうふうに種分化したのか、
考えてみると興味は尽きない。
この模様の違いが、とりたてて生態学的に意味のあるものにも思えないし。
もしこの3種類が同じ川に泳いでいるのだとすると、どうやってそれぞれの繁殖相手を見分けているのかとか、
分布域が重ならないなら、飼育下では雑種化するのかとか。



ところで、上の説明で敢えて、
「“ラスボラ”・ヘテロモルファ(学名:Trigonostigma heteromorpha)」
という書き方をしたんだけど、
昔はこの3種類とも、Rasbora属に分類されていた。
特にヘテロモルファは、ラスボラの仲間の中では一番古くから流通していて、
流通量も多かったことから、
単に「ラスボラ」といえばヘテロモルファのことだったりした。

ただ、1999年にRasbora属の分類が見直され、
この3種類はTrigonostigma属に分類されることになった。
実はこの分類見直しには生態学的な理由もあり、
Trigonostigma属の魚は、他のRasbora属の魚とは異なり、水草の裏にひっくり返って卵を産みつける。
らしい。
いつか実際に見てみたいけど、ラスボラの繁殖って難しいんだもの。。。


ちなみにTrigonostigma属にはもう一種、T.somphongsi(ソムフォングシィ)という種類がいる。
この4種類を同時に見られる水族館があれば面白いのになぁ。


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せっかくなので、ヘンゲリィの写真をもう一枚。
ヘテロモルファほどの存在感もエスペイほどの派手さもないけど、
これはこれで、群れで飼ったら清楚な感じで綺麗だと思うな。

20101128_板橋区立熱帯環境植物館①

東京に帰省したついでに、実家から割と近くにある「板橋区立熱帯環境植物館」へ。


正直に言うと、行く当日までその存在を知らなかった。
植物園に併設されたミニ水族館だし、失礼ながらそれほど期待せずに足を運んだのだが……、
意外や意外、なかなかに充実した水族館だったのだ。


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入ってすぐは海水魚水槽。
クマノミは、カクレクマノミ・セジロクマノミ・ハナビラクマノミの3種類だったかな。

クマノミについては、映画になって以来、
「とりあえず、カクレクマノミ飼ってればネタになる」的な扱いを受けていることが多いように感じるけど、
ここでセンター張ってたのはセジロ。
しっかりペア作ってイソギンに入ってたし、状態良さげ。


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奥に入ると、より広い海水魚水槽が。
ライブロックの上を、アロークラブが歩いていた。
こじんまりした水族館のよさは、こういう生き物をしっかり観察できるところだと思う。
そしてここは、飼育に関しては横浜八景島が手がけているらしく、
生き物の状態も良いものが多かった。


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リーフ・スティングレイが、砂に潜ろうとしていた。
もしかしたら、他にも隠れキャラがいたかもしれないけど、
淡水魚コーナーに目を奪われていたのでそこまでチェックせず。。


実は、この館のメインテーマは、植物園の展示とも共通して
「東南アジアの熱帯雨林」なのだそう。

そのため、
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ラスボラ類の群泳が楽しめたり、


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バジス・バジス・シアメンシス(マニアックだよ……)の婚姻色を満喫できたり、


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「レッドフィン・バルブにヒゲがある」ということを確認できたりと、
東南アジアの淡水魚好きにはポイント高かった。




んでもって、
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ヒマンチュラ・チャオプラヤ。
東南アジア産の、巨大な淡水エイ。
何年か前に、アクアライフ誌でその存在を知ってびっくりしたっけな。
まさかそんなものが、ここで飼われているとは思わなかった。しかもひっそりと。

淡水エイの繁殖例は最近よく聞かれるし、チャオプラヤも2匹いて状態よさそうだったので、
もしつがいならぜひ、繁殖成功!なんてニュースも聞きたいもんだ。

ただ、
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-678.html
こんなにでかくなったらどうすんだ?って気もするけど。
(しかし、チャオプラヤ、UMA扱いかよ)


おまけ。


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館内繁殖に成功したという、シナワニトカゲ。
怪獣映画っぽい写真になってしまった……。
プロフィール

RA's Aqua Pictures

Author:RA's Aqua Pictures
熱帯魚(特に底モノ)をこよなく愛してます。
写真(デジイチ)は目下、修行中。

魚についての話、写真の感想など、色々コメントいただけると大変嬉しいです。

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