【飼育日記】だだへこみ

…今週は、悪夢かと思うほど魚を死なせまくってしまった。


まずは日曜日。
ポリプ3匹、スネークヘッド1匹、ベロンティア1匹が入った水槽(60cmワイド)が、
以前から取っても取っても藍藻が出てしまうので、
業を煮やしてエルバージュを投入。

藍藻は一見、植物だが、実際には最近に近い生き物(シアノバクテリア)であるらしく、
細菌感染症用の魚病薬が、駆除に効果がある。


水換えのついでに、使いかけのエルバージュを適当に投入し、完了。
このとき、薬の量を測らなかったのが最初のミスだった。


翌日の月曜日。
会社から帰って水槽を覗き込む。
「ふむ…藍藻は出ていないな…って、あれ?」

つい1ヶ月ほど前に購入した、一番小さいセネガルス(12cmくらい)が横たわっている。
あとの2匹、俺が大学2年のときに買ったセネガルス(約30cm弱)と、
大学5年のときに買ったパルマス・ポーリー(約30cm強)も、ぼんやりと水面に浮かんで力なく動いている。


その瞬間、脳裏を横切ったのは、
「古代魚は薬品に弱いので、規定量の1/3ほどを投入する」という、
How To本やアクア雑誌によく書いてあるお決まり文句。

あわててまだ生きている2匹を別の水槽に移す。
網ですくうと、普段よりヌルヌルしていて、体表の粘液が異常分泌されていることがうかがわれる。
アクアセイフ(粘液保護剤)を投入し、エアレーションをしてなんとか蘇生を試みるも…
翌朝、2匹とも身動きしない姿で水中を漂っていた。

DSC_0261.jpg
(大学2年の冬に購入し、9年目に突入していたセネガルス。
がっしりした精悍な体型で、かっこいい奴だった…。)


失敗はこれでは済まなかった。

薬品投入してしまった別の水槽(45cm)では、
水槽をセパレータで2つに仕切り、片方に買ってきたばかりで育成中のポリプ3匹、
もう片方にメコンフグを飼育していた。

前日の薬品中毒騒動で、
同居していたドワーフスネークヘッド、ベロンティアの2匹を、
他に入れるところがなく、一時的にメコンフグと同居させた。
ただ、一晩明けると二匹のヒレがメコンフグにボロボロにされていたので、
すぐに元の水槽に戻した。(エルバージュは、換水しほぼ抜けている)。

しかし、僕は気付いていなかった。
魚を移動させたりで水槽内をかき回した際、
網でも当たったのか、セパレータがずれていたことに。

日が明けて水曜日の朝。
目覚めた僕の目に飛び込んできたのは、
セパレータの隙間をくぐり抜けて反対側へと遠征し、
メコンフグの逆鱗に触れ脳天を噛み千切られて絶命した、
ポリプテルス・ローウェイ(パルマス・ビュティコファリー)の姿だった…。



さらに悲劇(というか飼い主の単なるミス)は続く。


ローウェイを亡き者にしたメコンフグ。
しかし、この水槽にはもう1匹、ほぼ同サイズのローウェイがいた。
「こいつまで壁抜けを試みて殺されてはかなわん。」
そう思った僕は、メコンフグを外掛け式産卵箱「サテライト」に移し、
2匹残ったポリプを別々に分けた。
右に、まだドジョウサイズのローウェイ。
左に、10cmほどに育ったデルヘジィ。

しかし僕は見落としていた。
ローウェイ側にサテライトを設置したせいで、
ガラス蓋と水槽の間に、若干の隙間が出来ていたのを。

翌日の木曜日(つまり今日)。
水槽の床を見ると、隙間から飛び出したローウェイが、
干からびて転がっていた…。


ここまでで、既に僕は死にたくなってます。
熱帯魚を飼育して20年近く。
不可抗力の事故・災害等を除いて、こんなに不幸が続くのは初めて。


しかし、まだ続きがあるのだった。
これが最後と思いたいが。

我が家には海水水槽(30cm変形水槽)が1つだけある。
ここには、先日釣ってきたクサフグが1匹、これまでのポリプ騒動とは無縁に泳いでいた。
このクサフグ、海で釣られてきたばかりとあってまだ神経質な一面を見せており、
一度も飼い主が見ている前でエサを食べる姿を見せなかった。
(与えていたシジミは貝殻だけになっていたので、
夜中に、こっそり食べていた模様)。

しかし先日。
友人2人と集まり、我が家で一杯飲んでいたとき、
食べ残しの甘エビを一切れ与えると、目の色を変えて飛びついてくるではないか。
そうか!お前の好物はエビなのか!贅沢ものめ!
今まで分かり合えなかったクラスのあいつと、ふとしたきっかけで意気投合できたような、
そんな嬉しい発見だった。それが、藍藻を退治する前の日曜日。


そして、ローウェイを殺してしまった水曜日の夜。
連日のショックでがっつり落ち込んだ俺は、
せめて残された飼育魚は大切にしてやろうと、クサフグの大好物の甘エビを購入して帰宅した。
(たまたま、近所のスーパーで半額で売られていたので)。

フグはそのお土産に喜び、またたく間に2匹を平らげた。
しかしそれで満腹になったのか、3匹目を与えると口にするものの、
ちょっとかじっては吐き出し、またかじる…の繰り返し。

そうかそうか、腹いっぱいか。
にんまりして眠りにつき…翌日の木曜日(つまり今日)。
会社から帰ると、海水水槽の水はフグが吐き出した甘エビの残骸で白く濁り、
フグは、水質悪化に耐え切れなかったのか死んでいた。

DSC_0559.jpg

(クサフグさん。
「甘エビが好物」という相互理解を得られたばかりだったのに…。)




あああ。。。
なんていうかこう、魚飼うのやめたくなるよね。
生き物が好きなはずなのに、飼育って、どんな形であれ最終的には死なせることだからね。
天寿を全うしたにせよ、病死にせよ、事故死にせよ。

「古代魚は薬品に弱い」
「フグは攻撃的なので単独飼育が基本」
「ポリプテルスは細長くてすぐ飛び出すので、隙間なくふたをすること」
「フグは大食漢でよく水を汚す」

どれもこれも、何度も何度も雑誌や専門書で読んだことのある文章だし、
アクア初心者の友人や(バイト時代の)お客さんに、あるいはネット上で、
自分自身、他の人に得々として説いてきたことだ。


反省してもし足りないです。
「魚飼うのやめたくなる」っていっても、
まだまだ飼育魚がいるし、まぁやめないのではありますが、
これ以上、自分のミスや不注意で犠牲を重ねないためにも、
週末はちょっと本気で、自宅の飼育インフラについて見直す所存。


こういう話、ブログアップするなんて不謹慎!とお叱りを受けてしまうかもしれないし、
世間に晒すのはもう恥以外の何者でもないのですが、
あえて自責と自戒の念をこめて、ここに記します。
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R.Aruga

Author:R.Aruga
熱帯魚(特に底モノ)をこよなく愛してます。
写真(デジイチ)は目下、修行中。

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