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2017.11.04_アクアマリンふくしま ①美しきガーパイク

アクアマリンふくしまのガーパイク水槽が好きすぎてつらい。


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「好きすぎてつらい」というのは、自分にとっては、浅野いにおの漫画「ソラニン」が
主演・宮崎あおい、主題歌・ASIAN KUNG-FU GENERATIONで実写化されたとき以来の感覚。



どちらも、「好きなもの×好きなもの=つらい」という謎の方程式ですね(笑)。



1.「アクアマリンふくしま」が好き!

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これについては、水族館が好きな人には軒並み共感されることが多い。
あ、でも、イルカショーだとかペンギンが好き!という方には期待外れなのかな。

5年ほど前の訪問レポート

“イルカもペンギンもいなくて、ひたすら魚で直球勝負を挑んでくる感じが好き。
 博物館的というか、遊園地的ではないというか、
 考えさせられる・知的好奇心をくすぐられる展示が好き。
 魚や水生生物だけでなく、それらを取り囲む環境をも見せようとする展示方法が好き。
 なにより、スタッフの方々が「とにかく魚が好き!こいつらを観てほしいんだ!ほらほら面白いでしょう?」
 って思いながら水族館を作り上げている感じが好き。”

あの頃と基本方針はなにも変わっていなくて、
それどころか「HAPPY OCEANS」というコンセプトを掲げたり、
続々と新しいコーナーができたり、もはや進化を続けて唯一無二の存在になっている、という印象。


今回また訪問して、あらためて色々感じたことや考えたこともあって、
それはまた次のエントリで。

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とにかく、ほかの水族館に行くときには感じない独特のテンション(緊張感)が、
常磐道を走って、アクアマリンふくしまに向かうときにはある。
そんな、ちょっと特別な水族館です。



2.「ガーパイク」が好き!

ガーパイクについては、過去にこのブログでも色々と書きました。
たまには真剣に。「ガー科魚類、特定外来生物に指定?」報道を考える。

外来生物法 特定外来生物の新規指定について、パブリック・コメントを送ってみる。


詳しくは上の過去記事(特に1つめ)あたりを読んでいただければ嬉しいのですが、
ほんとうに、自分にとっては憧れの魚。
いつかは飼ってやろうと、ずっと思い続けてきた片思いの魚。


このままいけば来年(2018年)2月には、新規の飼育はできなくなる訳で、
いまだアパート暮らしのぼくは、この夢をなかば諦めつつもあるのだけれど。
そういうことを抜きにしてガーパイクはカッコよくて、ほんとうに好きな魚。

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そんなわけで、ぼくはアクアマリンふくしまに行くたびにガーパイク水槽の前に張りつき、
カメラ構えてずっと彼らを追いかけています。
(あと、隣のポリプテルス水槽も大好きなので。)


ただ、実はその時に、言いようのない苦い気持ちもこっそり抱えていて、
それは要約すれば冒頭の「好きすぎてつらい」っていう気持ちもあるんだけども。


もう1つは、やっぱり、ガーパイクのパブリック・イメージって「凶暴で危ない外来魚」
なのかなぁ、っていう。


ガラス面に張りついてカメラを構えていると、次々とお客さんがやってくる。
水槽の正面を譲って、隅っこでちっちゃくなって写真を撮り続けていると、
たいてい
「あ、これってアリゲーター・ガーとかの仲間でしょ」
「凶暴なんだよねー」
「こわいねー」
なんて会話が聞こえてくる。
(※昨日、30分ほど撮り続けてて、アリゲーター・ガーの知名度の高さに驚きました)


これが本当に残念で。


一回、この水槽にちゃんと向き合って、3分でも5分でもいいから
ガーパイクを観察してみて欲しい。
彼らは本当に平和主義者だ。
仲間同士でも、一緒に泳いでるアミア・カルヴァにも、喧嘩を仕掛けることなんてない。

頼むからマスコミさん、彼らを「凶暴な肉食の巨大魚」なんて報道するの、やめませんか。




「自宅でガーパイクを飼う」という夢は叶わないのかも知れないけれど、
これからも水族館でガーパイクを見つけたら、1枚でも多く彼らのカッコよさ、
そして美しさを、レンズとシャッターで写し取ってやろう。
少なくとも、水槽の中で泳ぐ彼らは「凶暴で迷惑な外来魚」なんかじゃない。


ちなみに、ブラックバスやブルーギルあたりと並んで、「外来魚の代表格」として
水族館の環境教育コーナーあたりに展示されることも多いガーパイク。

ここ、アクアマリンふくしまでは、「海・生命の進化」というコーナーで、
オウムガイやオオサンショウウオなんかと並んで展示されています。
「環境水族館」を標榜するアクアマリンふくしまが、
ガーパイクを「外来魚」という側面でなく、「古代魚」という側面から取り上げて
展示しているの、すごくいいと思います。


古代魚特有のガノイン鱗や独特の体型、ときどき空気呼吸する生態、
そしてこんな金ピカな輝きを、少しでも誰かに知らせたい。そう思ってます。

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熱帯魚(特に底モノ)をこよなく愛してます。
写真(デジイチ)は目下、修行中。

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